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『常備演目を仕込む』

常備演目を仕込む(2018)

  • 『後ほどの憑依』(2018)

 抗原劇場による「常備演目を仕込む」は、山田カイルが取り組んでいる様々な演劇作品が一同に介し、そのレパートリー創造のプロセスをご覧いただく場です。「翻訳」を巡る3つの作品を、お楽しみください。

『劇場版 後ほどの憑依』
 「後ほどの憑依」は、2015年に八戸の「横丁オンリーユーシアター」で上演された、仮面と翻訳についての小品です。翻訳というプロセスを踏んでいるときに身体に発生するディストーションを、一種のダンスとして提示します。初演は野外での上演が前提になっていたため、今回は文字通り、「劇場版」のクリエイションです。

構成・演出:山田カイル 
出演:甘井飴子 里見さとむ

リーディング「動物たちのバベル
 小説家、多和田葉子による「動物たちのバベル」のリーディング公演です。
 動物の目線から語られる、人類滅亡後の世界について。そして、人類について。

作:多和田葉子 演出:山田カイル
出演:篠原初実 関根深月 新上貴美(演劇集団円) 塗塀一海 橋本考世 森衣里

「盲人書簡」
 山田カイルと佐藤朋子によるコラボレーション。「闇を共有する」ために書かれた寺山の「盲人書簡」を通して、つづら折りの世界を解きほぐし、翻訳という糸で編みなおします。

佐藤朋子×山田カイル

2018年9月27日-30日/若葉町ウォーフ
舞台監督:安藤達郎
音響:川崎理沙
制作:田渕瀬那
制作協力:板垣友結紀
演出助手:膳所季美穂
主催・企画制作:抗原劇場

(photos by 江戸川カエル,横川敬史)